幸福の科学とある自殺者

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上記が参議院選挙の結果である。私のうえに河合さんという幸福実現党のかたがいる。幸福実現党か、そう言えば昔、ここの熱心な信者がいて自殺を選んだことがある。自分は、この人と会って話をしたことがあり、その死に驚いた。そういう事件があった。これについて書いてみようと思う。

 

名前は景山民夫という。直木賞作家である。朝日新聞社の出版局の同期が入社しててがけた最初の本が景山民夫「普通の生活」だった。彼は社内便でこの本を名古屋の私に送ってきた。この本は面白かった。ともかく軽くてスピード感があった。自分は昼休みを使い、読み切ってしまった。すぐに東京本社の同期に電話して「すごく良かった。これが出版での最初の仕事ならおめでとうとしか言いようがない」と絶賛した。

 

彼も満更ではないようだった。ある日、電話がかかってきて「今度の土曜日に慶応大学の学園祭があり、そこに景山さんが呼ばれてるんだけど来るかい?」と聞かれた。自分は「行きます」と即答した。

 

景山さんはシャイなのかあまり喋らなかった。身長185cmでともかく大きかった。ただ自分はただのファンとして会えたのが嬉しかった。その後、景山さんは作家として順調に伸びて直木賞を受けるまでになった。

 

自分は会社を辞めて田舎に戻ってしまった。2000年頃だったか朝刊を開けて驚いた。景山民夫さんの自殺が社会面の記事になっていたからだった。自分はあまりに驚いたので朝日の東京本社に電話して出版同期と話しをしたが彼は喋りたくないようだった。

 

その後、調べると景山民夫さんは幸福の科学信者となり講談社と激しくやりあったようだ。この幸福の党科学の政治部門が幸福実現党であり、今回、参議院選挙で争った河合さんもこの党の人だ。

 

景山さんの直接の死因がわからないので曖昧な書き方になったが、優れた作家が自殺しそこに宗教が絡んでいた可能性がある。それを思い出したのだ。

 

ウイキペディアより引用

なお、この文章は書籍化される予定です。

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