ドルを売る時

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今日の日本経済新聞3面左コラムで中国が日本国債を保有してることが報道された。中国は外貨準備は米国債で運用してきたが日本国債でもするようになった。米国債の将来に不安があるからだ。日経のこのコラムは「日本は気を緩めず財政規律に注意を払い」と締められていた。記事が台無しになる、ひどい終わりだ。

為替ではドルが買われているがアメリカはとうの昔にやるはずだった利上げを今になってやっており、それが理由で買われてるだけで、どこかで売られると思う。個人的にはアメリカの経常収支が発表されて莫大な赤字垂れ流しが公表される時だと思う。

今、アメリカは大変な物価高らしい。例えばハワイだ。

アメリカの物価がこれだけ高いのに誰がアメリカに行き外貨を落とすかである。欧州ではない。通貨ユーロはひたすら弱い。日本でもない。要はアメリカの経常収支を支えてきた外国人訪問が消えたのだ。現在はFRBの利上げで経常収支が問題になってないが将来、最新の数字が発表された時に世界は「アメリカはこの巨大な経常収支赤字を維持できない」と投資家が考え、そこからドルが売られると考える。日本は何もしなくて良いが政府として「日本の巨大外貨準備は米国債中心で成り立ちアメリカの米国債先物市場でコール・オプションを打ってもカバード・コールという保守的な手法にあたるだけであり、コール売りを行うか検討したい」と表明しても良い。

そもそもアメリカはサブプ危機の時に利率を上げるべきだった。それを株式市場に遠慮して利上げしなかった。これがすべての悪弊のもとだったのだ。

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