これはfirefoxというブラウザーのゴースタリーというアドオンソフトを使用してカブドットコム証券の自分のアカウント内部にひそむ「トラッカー」を表示したものだ。なお他の証券会社、例えばGMOクリック証券でも同じ結果が出た。
ここで注目したいのはGoogle Analyticsが弾かれている点だ。どこに行っても存在するこのトラッカー、一体何をしてるのだろう?
ずばり個人情報の盗み撮りではないかと思う。そもそも証券会社の口座内部はプライベートな空間だ。プライバシーの塊だ。何故、そこにトラッカーが必要なのかさっぱりわからない。
ひょっとしたら自分はこうしたトラッカーが口座に存在することに同意したかも知れない。証券口座を開くためには膨大な書類を読んで膨大な事項に同意しなければならない。だから同意した可能性はある。自分が問題にしているのは「一体、グーグル・アナリティックスは私の口座のなかで何を集めてるんですか?」という点である。
集めてないと回答するかも知れない。だが情報を集めてないなら、こういう「無用なソフト」を入れるなと私は言いたい。
ここで金融庁とか財務省という所轄官庁の権限となる。当然彼らは止めようと思えば止めることができるのだ。つまり金融庁が認めてるからグーグル・アナリティックスが存在すると考える。
これは恐ろしいことだ。日本の金融の所轄官庁が個人口座の情報を盗むことを認め奨励しているのだ。ここで失われる日本の財産、それは莫大なものだが、一体誰が賠償してくれるのだろう?なに、財務省がしてくれる、その代わりに消費税が25%だって?
あなたは私の主張が信じられないかも知れない。だがアメリカの金融植民地、日本の現状です。
この文章は書籍化されます。
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