不況ではなく恐慌に備える理由

この記事は約3分で読めます。

現状、世界経済は均衡状態にあるが、これを維持してるのはアメリカによる政府支出でありFRBによるドル刷りまくりだと思う。今年に入って幾つか銀行が倒産した。例えばクレディー・スイス銀行。アメリカでも2行ほど潰れた。これを現状、維持しているが年末にかけて大きな変動が起きると思う。

引用

米国のGDPと市場は切り抜ける、政府閉鎖が起きても-ゴールドマン

アンスティー・クリストファー

2023年8月22日 1:28 JST

ゴールドマン・サックス・グループは、米連邦政府の資金が9月30日に底を尽いた後に政府機関が閉鎖となる場合、米経済は短期的に打撃を受けるが、その後は持ち直すとみている。

引用終わり

まずアメリカ政府が閉鎖となるかどうか不明だ。だが現状を維持してるのはアメリカの政府支出であり、そこに予算的な制約が入ったら終わると思う。次に来るのは大恐慌ではないかと思う。基軸通貨ドルの終焉が見えてきたからだ。

自分の先物オプションのポジションとしては年内に2万7000円を目指している。今週、9月限先物ミニを2年先の2025年12月限にロールした。このポジションの移行で2500万円を超える損失を計上した。結果として今年の運用益はー522万円となった。マイナスだ。他方で2025年12月限にロールした先物ミニは高いところに位置している。2万7000円まで下がれば5000万円程度の先物益が出る。オプションの方は毎月2−300万円程度の利益が出ている。大きな問題は見られない。

現在の日経平均は3万3000円だ。この高みを維持してる要素がある。日銀による株ETF購入だ。莫大な株ETFを日銀は購入し、その資産を劣化させ円安を進めた。そもそも自民党には100億円の借金があった。麻生太郎氏が総理を辞めた頃、それだけの借金があった。自民党はずっと100億円の借金に悩まされた。それが大きく変わるのは安倍晋三氏が総理になりアベノミクスが始まったからだ。

黒田日銀は市場から株ETFを買った。膨大な量を買った。結果、日銀の資産は劣化した。その結果として当時、1ドル70円台だったドル円相場は大きく円安となった。現在の円安トレンドはここに始まった。

アベノミクス開始とともに国内証券会社が自民党に寄付をした。アベノミクスで日経平均の安定した上昇が始まったからだ。2017年に自民党は100億円の借金を返済した。

これは私党の借金を国民に押し付けたものだ。通貨円が安くなりガソリンも牛肉もアボカドもオレンジもみんな高くなった。こうした値上げは全て国民の財産で賄われた。それはつまり日本国憲法が規定する財産権の侵害だ。アベノミクスは違憲だったのだ。

植田日銀が一刻も早く株ETFを市場に返済することを期待する。株価を支えたいなら日経平均プットを売れば良いだけの話だ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました