NHKの裏切り

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引用

私も民主党代表選に関するNHK番組を始終視聴していたが、2011年8月29日に行われた民主党代表選挙に関連し、NHKがとんでもない大誤報を行った。

 内容は、NHKが「馬淵候補は決選投票になったら海江田候補以外に投票するよう支持者に言った」と伝えたことである。実際はその真逆で馬渕氏は「自分の考えに近い海江田氏に投票するよう」支持議員に伝えていたのである。

 私はアレーと思った。なぜなら、馬淵候補の政策や考えは、海江田候補に近いと思ってからである。

 かつ馬淵議員は非常に律儀な人間であり、民主党が政権交代した後、国土交通副大臣時代、前原大臣が八ッ場ダム中止問題はじめいくつかの重要な政策課題で中途半端なことに義憤を感じていたからである。

 午後4時以降のニュースでNHKは訂正を入れたものの、決選投票直前(おそらく投票中)の誤報であり、結果に影響を及ぼしかねないものだった。これは馬淵議員が海江田議員を裏切ることになる内容であり、報道機関、それも放送法で公共性、公平性をもつことを厳しく義務づけられているNHKとし

引用終わり

自分はNHKの報道姿勢に関して意見を言った記憶がない。どう報道しようと彼らの自由だからだ。彼らには報道の自由があり言論の自由があり表現の自由がある。自分はそれを尊重している。他方で上の民主党代表選の誤報はひどく彼らの悪意が感じられるものだった。

この誤報により次の首相は野田佳彦に決まった。野田氏は消費税増税を決め国会を解散し選挙を行った。これではNHKは消費税増税に賛成であり、その目的達成のためにあえて誤報を行ったと思える。奇妙なことに他のメディアはほとんど攻撃も非難もしなかった。

日本の消費税増税には奇妙なパターンがあった。まずそれまで野党だった党が与党となり大きな地震がおきる。この与党が消費税増税を決め次の自民党がそれを実行する。例えば最初の消費税増税がそうだった。まず村山政権が誕生した。この社民党中心の党が神戸淡路大震災を経て消費税増税を決め次の橋本政権が実行した。

10数年前、麻生太郎が日本の総理大臣だった。麻生が退陣した時に自民党には100億円の大きな負債があった。次の自民党総裁である谷垣はこの負債をどうすることもできなかった。与党は民主党だった。東北大震災が起きて次の総理は野田佳彦になった。野田は消費税増税を決め次の総理である安倍晋三が実行した。

自分はこの奇妙なパターンに気が付き「もし次の消費税増税があるなら枝野か小池が総理になり大きな地震がおきて消費税増税を決め次の自民党総理がそれを実行する」と予想した。現状、予想は外れている。

ここで消費税増税が海外の誰かの考えで実行されてると推測できれば良いのだが。

自分は現在、山本太郎とれいわ新選組を支持している。だが彼らにも弱点がある。それは小沢一郎との距離感だ。昨日、小沢一郎の集会で山本太郎が挨拶をしたようだ。だが小沢一郎はその著書「日本改造計画」の英語版序文をロックフェラーが書いてるように丸っ切り「あっち」側の人だ。

下関の山本太郎を囲む会でも支持者の人から「山本太郎は小沢一郎の操り人形だ」という批判が出た。この時の山本氏の返答は奇妙に精彩を欠いていた。

山本太郎氏が政治家になるための勉強を指南した相手が小沢一郎なのは良いのだが冒頭に挙げたNHKの「誤報」のようにどこかで支援者を裏切ることがなければ良いのだが。

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