アンゴラに見る海底油田開発

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私は1984年、コンゴに行った。当時はザイールと言った。目的は現地の音楽鑑賞であり素晴らしい体験をした。しかし自分が一番、行きたかった国は実はコンゴの隣国アンゴラだった。

キンシャサに着いた私はすぐに現地のアンゴラ大使館に行きビザの申請をした。結構、日数がかかった。ビザが取れた時は週1回のキンシャサとアンゴラの首都ルアンダを結ぶ飛行機が出た次の日だった。自分はバスで行こうかと考えたが情報がなかった。現地で親しくなった音楽演奏家であるパパ・ウエンバに相談すると彼は従兄弟のサントスを付けてくれた。この男は英語だけでなくポルトガル語も喋れた。奥さんがアンゴラ人だったからだ。サントスに「自分はアンゴラに行きたいんだ」と言うと彼はバスを示唆した。彼は色々、情報を提供してくれた。だが自分はキンシャサの日本大使館の館員だった大林稔さんに相談した。大林さんは反対だった。そもそもアンゴラは当時、内戦中だった。飛行機も危なかった。空港が市街地から離れておりバスがよくゲリラの襲撃を受けた。バス旅行はまるでお勧めでなかった。結果としてアンゴラのビザは取っただけで使われなかった。

アンゴラ内戦が終わった頃、アンゴラの大統領ドス・サントスがアメリカに招かれた。彼はホワイト・ハウスでブッシュ大統領と握手した。現在、アンゴラはアフリカ2位の産油国だ。1位はナイジェリアだ。アンゴラの油田のほとんどは海底にある。それを欧米資本を入れて開発し現在はアフリカ2位だ。

自分は東シナ海の原油と天然ガスも日本を巨大産油国にするのではないかと思う。少なくとも中国がガス田を開発しうまく行ってる。調査をしたのも国連だしソースとしては信用できる。2030年頃、日本はアンゴラのような産油国になるかも知れない。少なくとも2028年に国際協定上の問題はなくなる。

自分は東シナ海の海底油田が開発されても何ら利益はない。自分の生活は先物オプション取引で成り立っている。だが自分が海底油田を自分の夢としてるのは事実だ。

日本が第二のアンゴラになる近未来を。

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