外貨準備を使わせろ!

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日本の外貨準備はGDPの2倍もある。まずどうやって日本はこれだけの外貨準備を持つようになったかを見てみたい。

 

私は63歳だ。私の親あたりが敗戦の混乱のなか厳しい条件で働きトランジスターラジオを作り世界に輸出した。売れた代金をドルで受け取りこれを管理したというのが始まりである。日本の外貨準備は為替介入によるものではない。ほとんどは「トランジスタラジオの売り上げ」である。

 

当時は米国債の利率が高かった。30年物だと利回りが10%をこえていた。日本が保有する米国債が利子を生み複利で回った。これで日本の外貨準備は爆発的に増えた。日銀砲という谷垣による為替介入でも日本の外貨準備は増えたが、便宜上ここでは除外する。我々の外貨準備は我々の親の血と汗と涙である。当然、我々はこれを自由に使うことができる。できるはずだ。できたら良いね。できたら素晴らしいのに。いつかきっと外貨準備を使える日がくるよ・・・・

 

私は日本の外貨準備を使い原油を国内に備蓄することを提案している。立候補した時の記者会見でも言ったし新山口駅でのラップ街宣でも言った。現状、日本は2年分の原油を備蓄している。これを10年分まで増やそうと考えている。原油は不安定な商品だ。他方で日本の外貨準備は基本、原油を買うためのものではないのか?今、原油がだぶついている。今、原油を買えば良い。

 

原油を買うと同時に原油先物で売りを立てて無限ロールする。核融合とか新しい発電に備えるためだ。

 

今、安倍総理はホルムズ海峡を守る有志連合への加入を迫られているらしい。だが、もし日本が10年分の原油を備蓄していたらのらりくらりと逃げ切ることができる。太陽光とか他の発電方式はあるのだ。

 

日本の外貨準備はGDPの2倍という巨額ながら日本の益となっていない。とても残念な話だ。

 

この文章は書籍化されます。

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