NHKの優雅な経営

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引用

 

「第26期報告書」によれば、総資産約261億円のうち約152億6千万円が利益剰余金となっている。利益剰余金は「現金及び預金」約81億7千万円、「投資その他資産」約35億6千万円などの形で保有されている。残りは運転資金などに当てられているが、流動比率(流動資産/流動負債×100)は357%と高く、実質的にほぼ完全な無借金経営である。

「第26期報告書」によれば、資本金12億5千万円に対して、2012年に約5億9千万円が配当に当てられており、配当率は47%となっている。

 

韓流があった。始まりは冬のソナタというドラマだった。ブームがおきドラマが終了してもコンテンツの宣伝はNHKで行われた。

 

冬のソナタのDVDと書籍販売を担当したのはNHKエンタープライズというNHKの子会社であり、この子会社は完全に民間企業だった。NHKは特殊法人だ。特殊法人とは何か?

 

引用

 

法令において、特殊法人とは、「法律により直接に設立された法人又は特別の法律により特別の設立行為をもって設立された法人であって、総務省設置法(平成11年法律第91号)第4条第15号の規定の適用を受けるもの」をいうことが多い。なお、総務省設置法第4条第15号において、独立行政法人は、対象の法人から除かれている。

 

総務省設置法の第4条第15号の規定等において「法律により直接に設立される法人又は特別の法律により特別の設立行為をもって設立すべきものとされる法人(独立行政法人を除く)」の新設、目的の変更その他当該法律の定める制度の改正および廃止に関する審査は、総務省がつかさどる事務とされている。

 

特殊法人は、営利目的の市場原理による実施では不可能か、不可能に近いような事業を実施を目的として設立されることが通常である。公団公社事業団特殊銀行金庫公庫特殊会社など多岐にわたる形態があり、多くは「特殊法人」と呼ぶ場合が多く、公団や事業団などを指す場合が多かった。

 

運営上は、法人税固定資産税などの納税が免除されたり、日本国政府財政投融資による資金調達が可能であるなど、大きな特典を有している反面、事業計画には国会の承認が必要となること、不採算事業からの撤退等が簡単にはできない点など、国の意向に大きく左右される点も有する。

 

要するに営利が目的でない「公団」である。そのNHKが営利を目的としてNHKエンタープライズを設置した。そしてNHKエンタープライズは大きな利益を上げた。NHKエンタープライズの社員の多くは元NHK職員だ。彼らの大きな天下り先となった。

 

NHKは冬のソナタはNHKエンタープライズから発売されていますという番宣を大量に流した。それはNHKによるCMだった。ふーん、NHKはCMを入れても良いのか・・・なら受信料要らないな。自分はそう思う。

 

一番最初にあげたのはNHKエンタープライズのウイキペディアからの引用である。

 

もう一度引用する:

 

引用

 

「第26期報告書」によれば、総資産約261億円のうち約152億6千万円が利益剰余金となっている。利益剰余金は「現金及び預金」約81億7千万円、「投資その他資産」約35億6千万円などの形で保有されている。残りは運転資金などに当てられているが、流動比率(流動資産/流動負債×100)は357%と高く、実質的にほぼ完全な無借金経営である。

「第26期報告書」によれば、資本金12億5千万円に対して、2012年に約5億9千万円が配当に当てられており、配当率は47%となっている。

 

どうですか、この優雅さ。さすが国営放送だ・・・・・

この文章は書籍化される予定です。

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