直木賞候補作がすべて女性のもの?

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引用

 

産経新聞 17日に選考会が迫る第161回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)が意外な形で注目されている。直木賞候補を女性作家の6作が占めたからだ。候補者が全員女性となるのは芥川賞を含めて初めて。近年の女性作家の躍進を象徴するような出来事の背景には何があるのか-。(文化部 海老沢類)

 

これは不思議な現象だ。いや今回に限らず女性作家が台頭して来た。それはかまわないのだが、理由は何だろう?

 

自分は日本の貧困が理由と考える。今時、芥川あるいは直木賞かという嘆きはさておき、本の価値が落ちたわけではない。漫画やアニメという競合媒体が力をつけているが、それでも文学でしか表現できないことは依然として世界に残っている。

 

端的に言って大きな文学賞を取っても生活できないのではないか?そうした文学につきまとう貧困が男性を他の分野に追いやった。その結果が直木賞候補者がすべて女性という形で現れたと考える。

 

ここでの解決策はパトロンだと思う。パトロンがついて本を売ることにお金を出すのだ。それは、自体が文学の力不足を表明してると思うが、しかしとりあえずの解決策となる。そのパトロンとなりうるのはと考えて政府あるいは地方政府しか出てこない。

 

そもそも文学が力を失ったわけではない。力を失ったのは日本社会だ。日本社会に文学という「優美な花」を維持するだけの力を失っただけで書くべきテーマは山ほどある。例えば森友学園のパロディーである。

 
 

何故、日本社会は力を失ったのか?理由は簡単で消費税増税だ。3%から秋の10%まで延々と挙げて来た。それが日本国民、普通の国民を疲弊させた。彼らは文学を買い騒ぐ気力を失った。

 

そうなのだ、直木賞の候補者がすべて女性になったのは女性の筆力が認められたのではなく男性が文学で生活できないまで日本の貧困が進んだのだ。

 

繰り返すが文学の価値は微塵も落ちていないし書くべきテーマも山ほどある。ここで足りないのは経済の力、経済の低迷であり、それをもたらしているのは消費税増税なのだ。

 

みなさん、どう考えますか?

 

この文章は書籍化する予定です。

 

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