日本経済新聞の暴走

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私が朝日新聞広告局で働いていたある日、課長が新聞を投げ「この紙面で日経がどれだけ利益を上げてるかわかるか?」と聞いた。それは日本経済新聞の企業決算公告特集別刷だった。要は企業の決算を載せた広告特集別刷だ。私は課長の解説を聞いて驚いた。1ページで数億円の利益になるようだった。この企業の決算公告は朝日に掲載されるものもあった。別に日本経済新聞に限るわけではないがしかし圧倒的な強みを日経は持っていた。その別刷りで全体として数十億円の利益が日経にはあった。

現状、新聞が業界として良くないなか日本経済新聞だけは生き残っている。それは日経に出稿される広告が特殊であり通常の広告と違うという部分が大きいからと思われる。しかし日経は本当にまともな主張をしているのだろうか?例えばこれだ。

日本経済新聞社はアメリカのシンクタンクであるCSISとイベントを共催している。あのCSISである。CIAの別働隊と言われる組織だ。そのイベントでは米軍の偉いさんが日本にアドバイスをしている。しかし、それって日本の内政干渉では?

日本経済新聞が景気が良いのは結構だが、これでは日本経済をアメリカに支配してもらいたいように見える。その方針は会社の経理とは無関係に生じている。日経は売国新聞になったのか?

日本経済新聞はまた日本の財政危機説を頑として曲げない。結果として国民はまともに政府支出が得られない。ここでも日本経済は無視されている。

今年の初め、山口県知事選に出ようか検討した時期があった。この頃、朝日新聞山口支局の記者から会って話をしたいという申し出があった。自分は利用しなかった。何故しなかったかと言うとここで責任を負ってるのは日本の財政危機を煽った朝日の社説であり、そこでの姿勢が変わらないのに支援してもらっても困るからだ。ところで朝日で日本の財政危機を煽った論説委員は元日経記者だ。

日経の責任は大きいと思う。

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